古代語

現代や200年前の聖魔大戦よりも遥か昔に生まれたと言われる言語。
A、B、Cといった単純な記号で構成され、この記号を組み合わせて単語が作られ、
単語を組み合わせることで様々な意味を持ち、それに呼応してマナを含んだ記号となる。

古代語イメージ
――いわゆる『現実の英単語』がこの世界の『古代語』である。


常用語としての活用
古代語の単語は現存する同意義の言葉を集約する代用単語や集約単語としても利用され、
ハンターランクの表記や商品名などにも使われるなど、一般的な言葉となっている。
例:閉店中のCLOSED、アップルパイ、リスク等。

ただし、コウエン国のように完全漢字文化圏においては馴染みが少なく、
食材や日用品など生活に馴染みやすい言葉程度しか伝来していない。
そのためにカキョウには聞きなれない言葉なども多い。


魔法名としての活用
また現存する魔法の名前は全てこの古代語が使われており、
新しい魔法が生み出されても多くが古代語の単語の組み合わせで名前をつけている。
例:サンダーストーム(雷の嵐)、ロールガイザー(渦巻く間欠泉)

これは魔法名に使われる古代語の羅列そのものが術式と同じ役割を持ち、
マナを通すだけで、その単語の意味に沿った効果を発現させるためである。

ただし、魔法名を述べるだけではその名の力を100%引き出すことができない。
そのために詠唱文となる精霊への説明文を付け加えることで
術者の望んだ効力を発揮させる。


古代語の限界
古代語はあくまでもA、B、Cなどの単純記号の羅列から生まれた
初めから意味を持つ単語であり、これらは現在に残されている
過去の遺物から伝来、解読できた数千語のみに限られている。

古代語学者たちは記号の羅列の法則性や、文法などの解読も終え、
単語同士を組み合わせた連語や文章は作れるようになった。

当然、自分たちでも新しい古代語を作り出しを試みようとしたが、
・あらゆる事象には、現存する古代語での代用が効く
・古代文字の記号をランダムに並べてみても、既存の単語でのみ魔力が通じる

これらの試みから、古代語は現存する言葉のみに意味と力が宿ると判明し、
新しい言葉を作ることがなくなった。




英字新聞素材:兎野メリー様

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