竜の全てを使って生まれた消費者たちは
全てがまっさらであり、見るもの全てに興味を持ち
進んで自分達からさまざまな物を利用しようとしました。
消費者の中でも『ヒト』たちは、
程なくして自然から道具を作り出し、
利用する知恵が生まれ、知識へとなり、
いつしかマナを使って魔法が使えるようになりました。
『ヒト』はマナを程よく消費してくれました。
これで世界の破裂が起きないだろうと安心した竜は
世界の中心で眠りにつきました。
竜の長い永い眠りは、大精霊たちによって
永遠に守られました。
世界のどこかには、竜が眠っているかもしれません。
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